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旧・廃道、駅舎、白看が趣味の変な人

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新年と旧標識
あけましておめでとうございます。
本年もdark的道部屋をよろしくお願いします。

早いもので21世紀も1/10が過ぎてしまったのですね。
「年齢を重ねるごとに時の過ぎるのが早くなる」
とはよく言った通り、最近は1年があっという間です(~_~;
こんな調子だとすぐに年老いてお亡くなりになってしまいそうです。

さて、道部屋の表紙写真にした通り、年末も押し迫ったクリスマス直前に
現存する唯一のものかもしれない戦前の旧標識
を拝みに四国まで足を伸ばしてきました。


きっかけは2009年の1月、白看を多数ご投稿頂いているマフ巻きさんのBBSに
この旧標識の情報が投稿されたことでした。
2009年3月にはいつも白看情報を拝見させて頂いているいしぐろさんのブログにて
撤去寸前で辛うじて生き長らえた旨が報告されていました。
さらには高松市商工会青年部塩江支部においても、
2009年10月に現存していることが確認されています。

そんな現況情報を見ながら行きたいなーと悶々としていましたが、
ついにその機会が!

場所は香川県高松市塩江(しおのえ)地区の細い旧道沿いです。
撤去されていないことを祈りつつ、旧道を進むと・・・

塩江旧道と大正標識
旧標識はまだ生きていた!

大正標識
おおお・・・これが件の旧標識・・・
電柱に紐と針金でくくり付けられています。
警戒標識であることを示す赤色の「三角板」を標識上部に取り付けるよう
省令に定めがありましたが、こちらの物もしっかりと三角板を含めて現存しています。

屈曲多シ 三角板
標識本体と三角板のアップ。
戦前の標識らしく「シ多曲屈」「先米百」と内容文が右書きで書かれています。
針金は標識上部と下部にそれぞれ一本づつ、
上部のそれは傷んで穴が開いた部分から裏側に通されています。
退色しやすい赤色ですが、三角板まだ十分に「赤」く状態はそこそこでしょう。
北向きであることが功を奏しているのかもしれません。

設置状況1
標識裏側から見た図。
どうやら支柱は紐で、標識本体は前述の針金でそれぞれ固定されているようです。

設置状況2
設置状況。
先ほど「撤去寸前で辛うじて生き長らえた」と書きましたが、これは
「電柱の立て替え工事の際、一度は抜かれたが新しい電柱を立てた後再び設置された」
という理由の為です。(いしぐろさんのブログより)
2009年3月の時点では土台部分はまだ土盛りの状態であったようで、
倒れないように紐と針金で標識を電柱に固定していたのでしょう。
現在ではご覧のようにしっかりとコンクリで固められている為、
紐と針金は補助的な役割となっているものと思われます。
白く新しいコンクリには既に標識から流れ落ちたと思われる錆が付着しており、
風雨によって着実に痛みが進行している模様です。

旧道は山間の集落の只中を通る細道の為、熱心に写真を撮っていれば
自動的に地区の方との会話に突入します(^_^;

地区の方は(やはり?)この標識がどういうものかという事についてはご存知無かったようでした。
と、いうわけで地区の方3名程に標識について少々説明をさせて頂きました。
(ご迷惑おかけしました)
また、お話では標識の後ろにある駐車場部分には昔、駐在所があったとのことでした。
関係があるかどうかは分かりませんが・・・
(交通安全的な理由で積極的に標識の設置が行われた、とか?)


*補足説明*

この旧標識について少し説明します。
当サイトの標識部屋で紹介している通り、日本において統一された様式の道路標識として
初めて制定されたのは大正11年11月のことでありました。
この時制定されたのは「案内標識」と「警戒標識」という2種類についてですが
今回の旧標識はこの大正11年制定当時の「警戒標識」なのです。
警戒標識についてはこの後、戦時中の昭和17年と戦後の昭和25年に
それぞれ様式の改正が行われていますのでこの旧標識は
大正11年11月-昭和17年5月(1922.11-1942.5)の
19年半の間に設置された可能性が高いです。
これを鑑みると現時点では少なくとも68年半、最大で88年という時を経ている事となります。
もちろん古ければいいというものではありませんが、
日本の道路史を語る上で欠かせない存在の標識について
その黎明期にあたる時期の物がいまだ現役に近い状態で立っているというのは
貴重と言わざるをえないと思います。

(制定当時の詳しい様式(デザイン)については旧標識データベースにて公開しています)

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標識 | 01:27:03 | Trackback(0) | Comments(0)
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