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にだいめ(その2)


前回の続きで色々と検証結果を報告したいと思います。

前回からの帰宅後、今度はβ線の遮蔽実験を色々と行ってみました。


自宅玄関前の地面(コンクリ)にて線量を測り比べ、
β線の数値を確認していきます。
まず測定器の下に食品用ラップを1枚だけ引いた状態(高さ0cm)で測定してみます。


まずはRD1008での測定。
上写真の位置で裏蓋を開けて測定しています。
γ:0.69(μSv/h) , β:269(1/cm2*min)



次にRM-2021での測定結果。
γ(5回平均):0.656(μSv/h)

前回と違い今度は両機で数値が合いましたが・・・
RM-2021はβ線に対してはほとんど感度はありませんが、
β線が結構でているので少々影響を受けているのかも?

次にβ線の遮蔽実験。
何も無し→ビニール袋(0.04mm)→食品用ラップ(0.0105mm)→アルミ板(0.5mm)
→アルミホイル(0.012mm) の順に確認していきます。

まずは何も無い状態。
地面に直接は置けない(置きたくない)ため、測定用冶具(高さ5cm)に載せて測定した結果です。
β:226
少し高さを上げただけでも減衰するもんですね~

続いてビニール袋およびラップです。

β(ビニール袋):199 、β(ラップ):221
見た目にはかなり薄いビニール袋でも若干のβ線遮蔽効果があるようです。
対してラップではほとんど減衰していません。
β線微妙すぎる・・・
汚染防止の為にビニール袋に入れていましたが、今後β線を測定する際には
ラップを使用したほうがよさそうですね。

ラップの遮蔽効果が無視できるほど小さいことがわかったので、
次は最初と同様にラップを敷いた状態でアルミ板、アルミホイルについて検証します。
測定用冶具は0.5mm厚のアルミ板で作成しており、これを下に挟んだ状態で測定します。
まずラップのみで再び高さ0cmの測定値は

β:248

0.5mm厚アルミ板

β:14
何も無い状態の約5.6%に減衰しました。
かなり効果はありますが、完全ではありません。
(β線源が弱い場合はこれでもいいかも)

アルミホイルは1枚をそのまま、2つ折り、4つ折りで検証

β(そのまま):231→何も無い状態の93.4%
β(2つ折り):201→何も無い状態の81%
β(4つ折り):160→何も無い状態の64.5%
と言うわけで、アルミホイルぐるぐる巻きはあまり遮蔽効果は無さそうです。
この検証結果をもって、RM-2021に巻いていたホイルは取っ払いました。

ところで前回裏蓋の遮蔽効果について少し書きましたが、こんなところで役に立ちます。

これも自宅の敷地内ですが・・・雨樋の下なんかだとまあこんな高い場所もあります。
(このぐらいだと市内にゴロゴロとあるでしょう)
で、このRD1008という機種はβ線の数値上限が「999」なのですよねー
画像ではすっかりカンストしてしまって測れないのですが、そんなとき裏蓋の遮蔽率の統計が取れれば
測れない部分が測れると思ったわけです。


ちなみに裏蓋を閉めるとこう。
前回の数値(遮蔽率93.5%)をそのまま流用すれば、本来の数値の約6.5%がこの数値なのだから
(259/6.5)*100=3984(1/cm2*min)
と、計算できます。
この遮蔽率の計算を適用すればmaxで15369(1/cm2*min)まで測れますね。


最終試験?は会社にある高性能線量計との比較を行ってみました。
比較対象は米Thermo Scientific社のRadEye B20という機種でα・β・γ線が測定できます。

市内某所にて3機種同時測定です。

中央のB20が異常な線量率を示していますが、
B20は検出部は遮蔽無しのためβ線の影響がモロに出ています。(当然μSv/hとしては正しくない値です)
RD1008を見ると盛大にβ線が出ていることが分かります。
この高β線下においてもRM-2021は平然と低線量を示していることから、
上で書いたβ線への影響は無かったということですね。
ここで順次1.2mm厚のアルミ板を検出部に挿入していきます。


左から1枚(1.2mm)、2枚(2.4mm)、3枚(3.6mm)です。
最終的にB20の値は大体1.25~1.35μSv/h程度で落ち着きました。
RD1008を見ると2枚挿入時点ではまだ若干βが検出されていますが、
既に701→7と元の値の約1%まで落ちているためほとんどが遮蔽されたと言っていいでしょう。
RM-2021は値がバラついているように見えますが、平均を取ればこの程度になります。


以下、まとめ

-----RD1008について-----
・RD1008はRM-2021よりγ線数値が若干高く出る傾向がある(かも)
・公称値、高性能線量計と比べても誤差が少ない。
・RD1008は高β線量下においてもγ線数値を正しく表示できる。
・裏蓋の遮蔽効果は約93.5%(今後統計要取得)→測定上限を15369まで取れる可能性あり。


-----RM-2021について-----
・RM-2021はよほどの高β線量下でない限りその影響を受けない。

-----β線遮蔽について-----
・β線はビニール袋一枚でも若干減衰してしまうため、正しい測定の際はラップを使用したほうが良い。
・アルミホイルでのβ線遮蔽効果は薄く、よほど重ねない限りは気休め程度。
・β線がγ線測定に影響しないレベルまで遮蔽するにはアルミ板で2~3mm以上の厚みが必要。
 (β線が少ない場合は0.5~1mm程度でも大丈夫かも)



これでRD1008でβ線を測る際の注意点、
他機種でβ線の遮蔽の必要がある場合の遮蔽方法についてのベースは一応できましたかね(^_^;
今後はRD1008がポイントでの線量測定用、
RM-2021は外部被曝積算用(常に携帯)と使い分けをしていこうと思います。

サニパンさんいわく、放射線測定は「面白いけど楽しくない」・・・

正に。
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放射線 | 00:46:49 | Trackback(0) | Comments(0)
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